本日のアスベスト分析シリーズ ビニル床シート

2024.04.09

本日のアスベスト分析シリーズ  ビニル床シート

ビニル床シート(長尺シート)



ビニル床シートとは、塩化ビニル樹脂を主原料にして、充填材などを配合して成形した巻物状の製品です。

耐水性、耐摩耗性、耐薬品性に優れており、事務室、商業施設などの床に使用されています。

また、防水性能が高いので、水廻りでの使用が多いで す。

アスベスト含有のビニル床シートは、1990年(平成2年)に製造終了しました。



前回ビニル床シートよりも接着剤にアスベストが含有しているケースが多いとご紹介しましたがもちろんビニル床シート自体にアスベストが含有している事もあります。



写真はビニル床シートと黄色の接着剤ですが接着剤にはアスベストは含有しておらずビニル床シートに肉眼で確認できるほどのクリソタイルが含有しています。



レベル3の建材で通常時の飛散性は少ないと考えられていますが現存するアスベスト含有製品は30年以上前のものになり経年劣化が進んでいます。実際に分析した建材も手で簡単に割れる状態でした。工事の際は十分な注意と対策をお願いいたします。
本日のアスベスト分析シリーズ ビニル床シート
本日のアスベスト分析シリーズ ビニル床シート


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