本日のアスベスト分析シリーズ 石綿セメント菅

2024.05.17

本日のアスベスト分析シリーズ  石綿セメント菅



石綿セメント管は、施工性がよく、ま た安価であったことなどから、昭和30 年代から40年代を中心に、水道管とし て多く使用されました。しかし、石綿セ メント管は、強度が弱く、破損率が他の 管種より高いこともあって、漏水防止 や水道管路耐震化の観点から取り替え 作業が行われてきており、石綿セメン ト管延長は着実に減少してきています。とは言っても全国で7,000㎞ほど残っているようです。



石綿セメント菅を通過した水道水の健康影響


 

  1.  平成4年(1992年)に改正した水道水質基準の検討時にアスベスト(石綿)の毒性を評価したが、アスベストは呼吸器からの吸入に比べ経口摂取に伴う毒性はきわめて小さく、また、水道水中のアスベストの存在量は問題となるレベルにないことから、水質基準の設定を行わないとしたところ。

  2. 世界保健機関(WHO)が策定・公表している飲料水水質ガイドラインにおいても、飲料水中のアスベストについては、「健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論できる。」としている。

  3. 水道水のアスベスト含有量のデータを見つける事が出来なっかたので詳しいことは言えませんが、「水道水って飲むだけじゃないよね」と思いました。  





今回の分析は特殊なケースです。お客様に送っていただいた検体なのであくまで推測です。

防火水槽の支柱とのことです。石綿セメント菅をコンクリートの型枠代わりにしてコンクリートを詰めた様な工事をしていたのではないかと思います。全体が青みがかって見えるほどクロシドライトが含有していました。 間違っていたらごめんなさい。正しい建材名がわかる方、教えていただけると嬉しいです。

 
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