アスベスト分析シリーズ 東日本大震災

2024.07.12

アスベスト分析シリーズ  東日本大震災

 
震災とアスベスト



先日分析依頼でお持ち込みいただいたスレート板ですが、お話を伺ったところ東日本大震災で津波に被災した工場のもので、現在は鉄骨とスレート板だけが残っている状態とのことでした。

あれから13年以上が経過し、瓦礫の処分もほぼ終わり海辺には新しい施設やお店ができている一方でそのまま放置されている建物もあるようです。

今回分析したスレート板にはクロシドライトも含有していました。レベル3建材とはいえ被災後13年も放置されているのは非常に危険だと思われます。

震災の津波の記憶を風化させないようにと、学校等の建物を整備して「津波遺構」として保存されておりますが、アスベストは大丈夫なのでしょうか?心配です。


いまだ倒壊した建物や瓦礫の撤去が進まない能登半島地震のニュースを見るたびに思います「レポーターがHEPA付きのマスクしろよ!」と。もう粉じんにしない努力ができない以上は吸わない努力をするしかないので、とにかく住民の方もボランティアの方もマスクをしてください。行政がマスクをさせてください。

というような事を震災遺物から飛び出すクロシドライトを見て思いました。
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