アスベスト分析シリーズ クロシドライト

2024.11.07

アスベスト分析シリーズ クロシドライト

アスベスト分析シリーズ クロシドライト
クロシドライト含有 波型スレート
こんにちはアスベストリサーチです。

今回はアスベストの種類について思っている事を書いてみました。あくまで個人的な考えです。

クリソタイル(白色石綿)に比べて、クロシドライト(青石綿)とアモサイト(茶石綿)は毒性が強いといわれています。

肺がんのリスクは、クリソタイル、アモサイト、クロシドライトともに同程度で、中皮腫のリスクは、クリソタイルとアモサイトで同程度、クロシドライトでクリソタイルと比べた場合4~10倍高いとされています。

また、Health&Safety Executive(イギリス)によるとクロシドライトはクリソタイルに比較して、肺がんでは10~50倍、中皮腫では500倍ものリスクがあるとされています。さらに、アモサイトはクリソタイルに比較して肺がんでは10~50倍、中皮腫では100倍のリスクがあるとされています。

石綿関係の各講習会テキストにも載っていますし、テスト問題にもなるのでご存知だとは思いますが、建材に使用されているアスベストはほぼクリソタイルです。アモサイト、クロシドライトはごく限られた建材にしか使用されていません。

私の個人的な考えではございますが、アモサイト、クロシドライトはレベル3建材扱いではない方が良いと思います。

レベル1,2扱いまではしないにしろ、工事の際により慎重に対処するように促すべきではないでしょうか。

アスベストリサーチではアモサイト、クロシドライトが含有していた建材には注意喚起のコメントを入れさせていただく事にいたしました。

アスベスト分析結果報告書の含有、非含有を気にされている事と思いますが、含有しているアスベストの種類にも気をつけてくださいね。


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