アスベスト徒然日記　アスベストの危険性

こんにちはアスベストリサーチです。

日々、顕微鏡を覗きながら心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくってゆきます。

極めて個人的な意見ですので、間違っていることや、ご賛同いただけない事もございますでしょうが、ご容赦ください。

令和4年4月1日から、建築物の解体・改修工事を行う際、石綿含有建材の有無の事前調査結果の報告が義務化されておりますが、報告のための調査になっていませんか？

現在のアスベスト健康被害の事例は、アスベスト含有製品の製造過程や、施工過程、使用時のものがほとんどで、解体作業におけるものはありません。なぜなら、アスベスト含有建築物の解体は、これからピークを迎えるところで、アスベスト健康被害の発症は10年～30年後であるため、データがまだないからです。

アスベストの危険性については、まだ解明されていない事が多いので、どの程度吸ったら危ないとか、この位なら大丈夫とかはわかりません。含有率0.1％の判定基準は、安全性とは一切関係ありません。

もしかしたら、10年後に解体業者さんや、調査者さんや、分析者さんがたくさん発症するかもしれません。

厚生労働省や環境省の対策・対応が全て正しいかどうかはわかりません。コロナワクチンがそうであったように、その安全性や正当性を検証する時間がないのです。でも、わからないからと言って、対策を講じなければ、それはそれ

で国民は怒りますよね。だから、国として最低限の対策をしているだけで、個人の健康を保証している訳ではありません。自分の健康は自分で守るしかないのです！

伊坂幸太郎のマリアビートルという小説で、悪い中学生の「王子」が、アスベストを例に人が何を信じるのかを語る場面がありますが、そういう事です。ちなみに、この小説は殺し屋の話で、アスベストは全く関係ありません。

つまり何が言いたいのかと言いますと、事前調査をしてアスベストが含有している建材には対策しましょう、という事です。対策は何かと言えば、濡れても大丈夫な建材なら湿潤化、アスベスト対応のマスク、作業後の衣服の処理等です。

レベル3建材が飛散しないのは、通常状態の話で、扱いによっては十分に危険です。とにかく、飛散させない、吸い込まないが最善の対策です。もしかしたら、無駄な気苦労になるかもしれませんが、10年、20年先にも健康でいるために頑張りましょう。