アスベスト調査・分析 徒然日記 震災とアスベスト

2025.01.06

アスベスト徒然日記 震災とアスベスト

アスベスト調査・分析 徒然日記 震災とアスベスト
明けましておめでとうございます。仙台のアスベスト調査分析専門会社アスベストリサーチ(株)を本年もよろしくお願いいたします。

日々、顕微鏡を覗きながら心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくってゆきます。

極めて個人的な意見ですので、間違っていることや、ご賛同いただけない事もございますでしょうがご容赦ください。

阪神・淡路大震災で倒壊した建物などから飛散したアスベスト(石綿)を吸引し、肺がんを発症したとして、労災申請をした男性が、神戸東労働基準監督署から2023年度に労災認定を受けていたことが25日、分かった。支援団体によると、震災で生じた石綿を原因とする肺がんが労災認定されるのは初めてとみられる。

アスベストは繊維状の鉱物の総称。耐熱性や断熱性などの機能があり、阪神・淡路当時は多くの建物に使われ、倒壊や解体、がれきの撤去時に飛散したと指摘されている。吸い込むと数十年間の潜伏期間を経て、中皮腫や肺がんなどを発症するリスクがある。

関係者によると、男性は震災当時、神戸市内で暮らし、会社へ単車で通勤していた。業務で石綿を扱うことはなかったが、震災直後、男性を含めた従業員は自社商品の納品先を訪ねて被災地を回ったほか、男性は約3年間、主に神戸・阪神間で営業職として働いた。

男性は在職中にがんを患い、ここ数年で肺がんが再発。石綿を吸引したことを示す医学的根拠が確認されたという。神戸東労基署が「間接的に石綿にさらされる作業をしていた」として労災認定し、男性は今年、80代で亡くなった。

支援団体のNPO法人「ひょうご労働安全衛生センター」(同市中央区)の西山和宏事務局長は「間接的に吸い込んでも発症するほど飛散していたことを示している。石綿関連疾患は長期間潜伏する。一般市民やボランティアなど被災地に関わった多くの人に注意が必要になりつつある」と強調する。

また、復興関連作業に従事した大阪市の建設会社の従業員が中皮腫を発症し、淀川労基署が22年度に労災認定していたことも分かった。阪神・淡路の建物解体や復旧作業に携わり、中皮腫を発症して労災や公務災害に認定された人は7人目となった。(神戸新聞)

間接的かつ肺がんでの労災認定は、今後の対応を含め非常に注目すべき事例でありますが、震災アスベストによる健康被害の労災認定が後々になって分かったとは、いったいどういう事なのでしょうか?また、直接現場で作業に従事していた人の労災認定が7人は少な過ぎると思いませんか?

阪神淡路大震災から30年、震災アスベストによる健康被害の実態が顕著に現れてきます。労災認定人数や中皮腫発症人数にとらわれずにリアルな状況を把握していかなければなりません。

地震大国、ボランティア大国の日本においては、建設業従事者だけが関係者とは言えません。世間一般の人々にアスベストの正しい知識と情報を提供、周知させることは国の責務なのではないでしょうか。


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